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発達障害児は大学進学が出来ない?! 障害者差別解消法と現実

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発達障害 進学

どうも、「LoveHandi」編集長のだいちゃん(∀)です。

私は人工透析を行っている1級身体障害者です。

私は家庭教師をやっていた時期があるのですが、その時にたまたま「発達障害」という障害を抱えた子達に勉強を教える機会がありました。

私の高校の同級生にもADHD(注意欠陥性多動性障害)という障害を抱えている友人がいて、インターネット上で情報発信などをしていたので、なんとなくですがそういった

障害の存在を知っていました。

インターネット上の友人にはアスペルガー症候群という発達障害を抱えている友人も数多くいます。私の周りには発達障害を抱えている人達が多いのです。

そういう環境にいたからなのか、発達障害について自分自身で調べることも多くなっていきました。

その時に、私の友人がLINEで次のような情報を教えてくれたのです。

発達障害児は大学進学ができない?!

この見出しやこの記事のタイトルはちょっと煽っているのですが、知的障害児(発達障害児を含む)が通う学校の種類の一つに、「特別支援学校高等部」というものが存在します。

「特別支援学校高等部」と「高等学校」は法律上、違う学校のようです。

学校教育法

第一条

この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。

 

と法律上の定義があるのですが、よく見ていただけると分かるのですが、「高等学校」と「特別支援学校」は別々になっていますよね。特別支援学校高等部は、特別支援学校の高等部であり、高等学校とは別物、という扱いです。

ですが卒業すれば、

「高等学校卒業と同程度」

の資格を得ることが出来ます。勿論、大学入試を受けることも出来ます。

特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者(法第90条第1項)

出典 文部科学省

 

が、学校によっては特別支援学校高等部卒は高等学校卒業ではないから自分のところの大学入試を認めない、という学校があるのではないか? とインターネット上では一時期、まことしやかに囁かれていました。(ソースが無いのであくまで噂の範疇にとどめておいて下さい。)

もしこれが事実だとしたら、知的障害児という分類だけれど、知能指数自体に問題が無い「高機能自閉症」で特別支援学校高等部に通っている子は大学進学出来ない、ということになってしまいます。

これは障害者差別解消法に反するといえるでしょう。(まぁ、事実であればの話ですが。)

特別支援学校が受験に与える影響

ただし、大学に関しては噂の範疇でしかありませんが、特別支援学校中等部から公立の普通高等学校に入学するのはかなりハードルが高いようです。何故なら、さきほど説明したように、学校の分類が違うので、通知表の点数が評価に反映にくいとされているからです。

大学入試と違って、高校入試は中学2年間の通知表の点数と中学3年次の通知表の点数が受験する高校側に渡り「内申点」という形で受験に影響してきます。

特別支援学校中等部と中等学校は別物です。なので同じ通知表の点数でも、それをどう評価するかは受験する学校側が決めるので、学校側が特別支援学校中等部での評価を低く見積もる可能性があるわけです。

あくまで”可能性”であって、実際に低く見積もるかどうかは分かりません。それは学校内部の人間にしか分からないことでしょう。インタビューをしたところで、

「低く見積もることはありません」

と答えるのが関の山ですから。

しかし、この問題は特別支援学校だけにはとどまりません。


私は元不登校児ですが、不登校だと学校のテストを受けないわけです。すると評定はオール2という形になるのです。(実際に私はなりました。)

私の同級生で同じ中学に通っていた発達障害を恐らく抱えていたであろう友人は、自分の区域の中学校を不登校になっている間、市役所に設置されている療育施設? のようなところに通うことで中学校に通ったものとみなされていました。ですが、学校での評定はやはりオール2でした。

こうなると公立の高校に通うことは絶望的になるわけです。実際、私は私立の学校に通っていましたからね。(一度中退して、その後に公立の通信制高校に通い直して卒業していますが。)

その友人は、私が後に通うことになる公立の通信制高校に通いました。ですが、通信制高校は(学校にもよりますが)入るのは簡単で公立であれば学費も安いのですが、大学のような単位制の学校なので卒業が難しいというデメリットもあります。

友人は20歳を超えても、高校卒業までの単位が全く足りていない状態でした。

私の周りの他の友人たちも、途中で高校卒業を諦めて辞めていく子が多かったです。それが公立の通信制高校の仕組みですから。

ただ、私立の通信制高校などは、学費がバカみたいに高い代わりに、絶対に高校卒業の資格を与えてくれる、という学校もあります。何度も言いますが、学費がバカみたいに高い代わりに、です。

じゃあ、貧乏人はどうするんだよ。貧乏人は死ねと?

死ねは言い過ぎかもしれませんが、そもそも論として通信制高校や特別支援学校高等部はカリキュラムが普通高校と違うので、大学進学向きではないのですよね。でも、日本は学歴社会がまだまだ根強く残っています。大学進学しない人間は、どうしても貧乏な生活を送ることになる方が多いのが現実です。(中には自営業などで成功している方はいますが、それもほんのひと握りでしょう。大学進学しているほうが生涯年収が高いというデータもあります。)

だったら親の気持ちとしては大学進学させたいですよね。でも、通信制高校や特別支援学校高等部だと大学進学が厳しい。

でも、発達障害児を含む知的障害を抱える子達は、バカみたいに高い通信制高校か特別支援学校高等部を卒業するしか選択肢は無いわけです。

日本のシステムが、大学にいかなくてもそれなりに生活が送れるようなシステムなら良いのでしょうけれど、現実問題、学歴社会はまだまだ根強く残っています。

だから、知的障害児は18歳を超えると、行く場所がなく、引きこもりやニートになってしまう子もいます。その割合は定型発達の子よりも高いです。

そして、子供が大きくなるということは、親も歳を取るということです。そうやって親はいずれ死んでいきます。

親が死んだあと、それらの子達はどうなってしまうのでしょうか? 考えるだけで恐ろしいですよね。

どんな障害があっても生き易い世の中を

今回は発達障害を含む、知的障害児を例に出してお話をしました。ですが、この問題は知的障害児だけの問題ではなく、障害児・障害者全体の問題でもあります。

社会全体で考えていかなければいけない課題です。

普通に勉強の出来る人には分からないかもしれませんが、世の中には生まれつき勉強の出来ない障害を抱えている方もいるのです。

そういった方は学歴社会の中で戦うことは出来ません。ロケットランチャーを持った相手に竹槍で戦いを挑むようなものです。無謀すぎでしょ。

そんなクソみたいな世の中は変えていかなければいけません。

健常者の方も現役障害者の方も考えましょう。日本の未来の在り方を。障害者であっても健常者でも生き易い世の中を作っていく方法を。

(執筆 だいちゃん(∀))

 

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だいちゃん(∀) by

LoveHandi(ラブハンディ)編集長 フリーライター 1級身体障害者
年間500冊の本を読む読書好き。
理想の嫁は橋本環奈ちゃん。いつか自分が結婚相手になると勝手に思っている危ない人。
障害者の社会的地位向上の為にWEBマガジンを立ち上げた、有言実行の行動力の持ち主。
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