パワハラから鬱病を発症して悪化した結果、現在別の精神疾患に罹患した、る。です。
鬱病について語らせて下さい。
鬱病を発症したのは会社の上司からのパワハラが原因でした。
会計関係の仕事なのに、上司に仕事を教えてくれるように頼むと「○○(る。の本名)さんのセンスで」と言われて仕事を一切教えてもらえませんでした。統計的な手法を使っていたので、サンプリングするということをやります。例えば、サンプリングの基準値を訊いても、「○○さんのセンスで」と言われました。仕事になりません。仕事は進まず仕事が溜まっていき、どんどん気持ちが落ち込みました。すごく辛かったです。こっそり他の方に仕事を教えてもらうと、教えてもらったことが全部バレてもっとひどい嫌がらせが待っていました。
バレるのが怖くて他の人にこっそり仕事を教えてもらうのまで怖くなってしまいました。
当初自分がいじめられてる、パワハラだというのに気付きませんでした。寝ようとしたら、夜中悔しくて歯ぎしりが止まらなくなっていました。歯が痛くて歯医者に行ったら、歯ぎしりが原因だからと、マウスピースを作るように言われ、一時期マウスピースをして寝ていました。
自分がいじめられていた、パワハラに遭っていたと気付いたのは、鬱病を発症して非常に重度になって、初めて家で親に上司から受けていた対応を話した時です。守秘義務のある仕事だったので、守秘義務を守らなければと考え、家でも病院でも仕事関係や上司の話はそれまで一切していませんでした。病院では自分の症状のみを話していました。
会社帰り地下鉄で電車を待っているときに線路に引き込まれるような感覚がして「このままでは死んでしまう」という危機感があり、自分から心療内科に行きました。
他の症状としては以下のようなものがあり、
鬱病と診断されました。
診断されたときに、医者から「会社を休みますか?」と訊かれました。
会社の繁忙期でもあり「休めるわけがない」と思っていたので、当然のように却下して、薬だけもらって家に帰りました。
もしもは人生にはありませんが、このときもしも別の医者にかかっていて「会社を休みなさい」って言ってもらっていたらと考えることがあります。
鬱病と診断されて「会社を休みますか?」ともし訊かれることがあったら私のようにその後長期に渡って精神疾患で苦しむことにならないために「はい」と答えてゆっくり休んで下さい。上司の対応で苦しんでいるなら、医者にも守秘義務がありますから、医者には全部本当のことを話して下さい。
その後1週間か2週間ぐらいして会社に行けなくなりました。行こうと思っても身体が全く動かないのです。
たまたまゴールデンウィークで帰省していた義理の兄が会社に連絡を取ってくれ繁忙期でしたが、会社を休むことができました。
繁忙期なのに休んで他の人に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちと、嫌な上司と会わなくて済むという安心感で複雑な心境でした。
夜になると眠剤をもらって飲んでいるのに、全く眠れないのです。この休職期間が終わったらまた会社に行かなくてはいけない、その恐怖感で目がさえて眠れません。
新聞配達のバイクの音が聞こえ外が白々と明るくなってきた頃ようやく睡魔が訪れます。
夜眠っていないのですから、昼間眠くて仕方がありません。
当然のようにそのまま昼まで寝ていました。
ゴロゴロして仕事にも行かない私にすごく腹がたったのでしょう。
親が私の部屋まで来て、昼寝している私の枕を蹴るということがありました。
「もうこんな時間まで寝て、ちゃんと会社行けるように朝起きて、規則正しい生活しないとダメでしょう!」
と、怒られました。
会社に行くことは私にとって恐怖でしかありませんでした。
会社はもちろん、家も安心できる居場所ではありませんでした。
自殺を本格的に考えるようになりました。
名前だけは知っていた「完全自殺マニュアル(太田出版)」を買いました。
役立つ情報は載っていませんでした。
私にとって役に立ちそうな情報は、凍死がいいらしいということぐらいだったでしょうか。ただ、実際に凍死しようと考えても実行が困難です。
どうやって自殺したらいいだろうそればかり考えるようになりました。
どうせ死ぬなら、その上司にやり返すことを考えました。
特殊な職業に就いていて住所録があったので上司の住所も知っています。
上司のマンションのドアノブで首を吊ることにしました。
「上司を恨んでいることを書いた遺書をポケットに入れておけば、間違いないだろう。上司の両親や上司のご近所さん、同じ業界関係者にメッセージが伝わるだろう。」と考えました。
ずさんでしたが計画を立てました。
ところが、隠し持っていた「完全自殺マニュアル(太田出版)」が親に見つかって叱られるというハプニングがありました。
夜眠れなくて苦しくて昼間眠くても寝させてもくれないのに、考えるだけでぞっとする会社のことを毎日言われ続けて辛い思いをしているのに、自殺を考えるように仕向けているのは親なのに、なぜ叱られなければいけないんだろうと全く理解ができませんでした。
私は自分の部屋で寝ていたので、親は私が夜全く眠れていなかったことを一切知らなかったそうです。
私の自業自得ですが、全く話さなかった、話せる状態じゃなかったので私が何を考えているかどれだけ苦しんでいるかわからなかったそうです。
その後、休職期間が終わって嫌な上司とは一緒に仕事しなくて済むようにしてもらえる条件で会社には戻りましたが、やはり会社にはまともに行けなくて会社を逃げるようにやめ、計画は実行せずに終わりました。
今は親も私の病気については私以上に理解してくれています。精神疾患に周囲の理解は欠かせません。