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知って欲しい、麻痺障害とはどういうものか

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麻痺障害

ライターの蛙屋です。

私は頸椎損傷で四肢麻痺なのですが、多くの人が麻痺とはどういう状態なのか実感が持てていないように感じています。それが理由で「手は貸したいけれど、不安だ」と躊躇する人も多いのではないでしょうか。

もし、そのような人に手を貸すようなことがあったらどうするのがいいか? 参考になれば幸いです。

「動かない」と「動かせない」は違う

麻痺とは四肢麻痺であれ、半身不随であれ、神経が途中で切れて(または圧迫されて)脳からの命令が届かない状態です。

足の不自由な人というと、たいていは「足がまったく動かない」と考えますが、違います。

「自分の意思で動かせない」のです。

「それって同じことでは?」……いやいや、違うんですよ。足は自分の意思と関係なく、勝手に動くのです。

これは「痙性」とか「痙縮」と呼ばれています。緊張や刺激によって起こる不随意運動のことです。棒のように伸びきってしまったり、縮こまったまま動かせなかったりなるのです。

一時的なこともあるし、小さい動きが数時間続くこともあります。

私などは自分の足がうるさくて、眠れないことも多いです。

自分の足がうるさいというのも麻痺障害者でもなければ体験できないでしょうね。

突然暴れだす手足に注意!

介護されると、どうしても人は身構えます。なるべく力を抜いてお任せにしているつもりなんですが、やはり気構えてしまう。


これが緊張や刺激になって、不随意運動が起こり、介護者の邪魔をすることがあります。

それが起こると、もうどうにも止まらない。

足が伸びきり、全身が棒のように固くなってしまう。痙性が収まるまで動かせません。下手に動かそうとして、さらなる刺激を投下してしまうことになります。

そんなときは、本人の指示を聞き、車椅子などから落とさないことだけに注意しましょう。

障害者自身は自分の身体の状態をけっこう熟知しているものです。

パニックにならず、見守っていて大丈夫なのです。

スロープはバックで降りるのが正しい

逆に、まったく力が入らないという状態も、健常者にはわからない感覚です。

例えば、急な坂道。下りは当然重力で下に下がってゆくことになります。

このとき前向きで下りると車椅子からずり落ちてしまうことがあります。普通の人ならこんなことは起こりません。足に自然に力が入り、落ちないようにするからです。

麻痺障害者はそれができません。ただ車椅子に載っている荷物みたいなものです。

なので、スロープを降りるときはバックで降りるほうが安全です。そのほうが介助者も楽なはずです。まあ、ゆるやかな坂ならほぼ大丈夫なんですが。

麻痺障害も千差万別で、いろいろなタイプがいます。遠慮なく接してみると、多種多様で面白いですよ。

(執筆 蛙屋)

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蛙屋(かわずや) by
蛙屋(かわずや)です。本名でもなく、別にカエルも売っていません<(_ _)>。
交通事故で頸椎損傷。以来、四肢麻痺の車椅子乗りをやっています。
体験談や感じたことを書きつらねていきますので、時間つぶしにでもどうぞ♪
あ~~毎日、好きな熱帯魚眺めながら美味い酒飲んで暮らしたい……