こんにちは、ライターの松崎銀次です。
健常者と精神障害者の違いってどこからなのでしょう? 私はとても曖昧だなと思う時があります。
診断がついてからなのか、自覚したときからなのか。
症状がわかりにくい場合は立ち位置が逆になっているとも考えられるのではないでしょうか。
自分は健常者だと思っているけれど、実は精神疾患を患っているという方もいるのではないでしょうか。
本当の自分じゃない「何者か」になって物事をこなす。こんな体験はしたくないですが、今の社会ではこういった働き方を強いられる傾向にあるように思います。たった1人でも自分に寄り添ってくれる人が居たのならだいぶ心が楽になりますが。
こんなことを何度か経験してしまうと、心が疲れ果てやっと見つけた居場所すら失ってしまいます。
とても説明が難しいのですが、絶望とも違う感覚です。
自分の存在・行動・言動の全てが消えている否定されている状態とでもいいましょうか。私が健常者として働いている時はこのような感覚でした。
こんな状態が永遠に続くのかと思った時、私の心は折れました。そして、精神障害者になってしまいました。
戦時中、人殺しが肯定されていた時代に山本五十六(やまもといそろく)という人がいました。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」
お耳にしている方もいるかと思いますが、これには続きがあります。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
平和な現在、このような考えを持ち行動している方は果たしているのでしょうか?
私が20年ほど色々見てきた限りでは、今の世の中では自分に余裕がない人ばかりです。近い人はいましたが、残念ながら出会うことは出来なかったと記憶してます。
いないのならば、自分自身で実行しようと現在でもその考えは不変です。
この記事は特に人の人生を左右する経営者・管理職にぜひ読んでいただきたい。
現状は、病気持ちと知ると退職をすすめられます。障害者雇用枠で入社していた場合にも退職に追い込まれることがあります。時には窓際族のような形にされ、自分から退職するように促されます。
いわゆる「ブラック企業」に多いと思われます。
一定の障害者雇用枠を無視し罰金を払ったほうが丸く収まる。だから障害者雇用をしない、という会社も多いです。
こういった考えを持っていて、実行している経営者が一定数います。本当のの意味での障害者はどちらなのでしょうか。
現在、ブラック企業の管理職や経営者として上からものを言っている貴方。
他者を追い込んでいる貴方。
歳をとれば人間皆、障害者になります。もしかしたらすぐにでも事故や病気によって障害者になる可能性は誰しもにあります。
明日は我が身と云うことを、胸の片隅に刻んでおいて下さい。