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双極性障害の私がいかにして結婚したか

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双極性障害当事者のきんぺらです。

私は現在、障害者雇用枠を利用してフルタイムでの就業をしているアラサー女子です。結婚はしていますが、子供はまだもうけていません。

今回は私の結婚について少しお話させて頂きます。

精神障害者は恋愛・結婚を諦めるべきか

突然ですが、精神障害だから恋愛・結婚は出来ないと考えたことがありますか? 私はあります。鬱で落ち込んでいる時にはそんな気持ちにもなれませんし、躁での失敗を思うと相手に迷惑をかけてしまう……結果として自分が辛い思いをすると考えたからです。

知人の双極性障害患者で同世代の方から「結婚は相手に障害を理解してもらえないと思うと出来ない」という話を聞いたり、障害に原因がありそうなトラブルを起こしたりして恋愛に失敗している話を聞くことがあります。方や、恋愛・結婚を経てお子さんのいる当事者の方も存じています。パートナーは時に良き理解者となって、困難も一緒に乗り越えていっているようです。

普通の恋愛でも性格や習慣の不一致などがありますよね。障害も個人の特性とはいえ、誰しもが全てを理解してくれるとは限らない、相性というものはあるのだと言えます。

私も過去の恋愛では異性問題でトラブルを起こしたことがありました……しかし、現在では新たなパートナーと良好な結婚生活を送っています。当然、治療の継続やメンタルバランスの維持は健常者以上に難しいことではありますが、今は障害を理由に恋愛や結婚を諦めなくてもよいのだと実感しています。

精神障害を最初からオープンにした出会い方

私達夫婦の出会いの場は大手マッチングサイトでした。プロフィールを書き、顔写真を載せて「自分と合うな」と思った相手と関係を築いていくという仕組みです。当時は体調が落ち着いており、出会いの場もなかったことと、偶然見たウェブ広告が利用のきっかけでした。

プロフィール欄に仕事、趣味、容姿の特徴などを書くのですが、利用を初めて暫く経ってから記入欄の文末に「当方は双極性障害者です」と一言添えてみました。

何故なら告知なしで関係が進んでしまうと、打ち明けるタイミングを逃してしまい、後で辛くなると思ったからです。ある日突然、躁転してしまったら相手の方もびっくりしますしね。「後で引かれちゃうくらいなら先に言ってしまおう!」というわけです。

プロフィールに最後の一文を追記してから、元々少なかった男性からのアプローチはぐんと減りました。


異性からメッセージが時折来るのですが、障害についてはほとんど触れられず、「世間一般の人は精神障害って気にしないのか?」「あとで何か病相変化があった時に理解してもらえなさそう」「マッチングサイトに理解者を求めるのが間違っているのか?」そんなことを考えていました。

そんな中、「僕もうつ病を患っていたから、少しは理解できると思う。障害についても調べてみるよ」というメッセージが届いたのです。それが今の夫でした。

精神障害は結婚の障害になるのか

結婚を前提としての交際を始めて暫くのことでした。話の流れで夫がご両親に私が精神障害者であると話してしまったのでした。

ご両親の反応はといえば、やはり結婚はおろか、交際にも反対というものでした。元々、夫自身がうつ病罹患者であったこともあり、悪影響が出るのではないかと心配していたそうです。ご両親からすれば大切なご子息ですから心配なのはごもっともです。そして妊娠出産への影響も懸念されていました。夫はご両親の説得に難儀し、なかなか溝は埋まりませんでした。

しかし今、私は結婚をしています。

ご両親との関係にも障害を理由にした障壁は感じられません。それどころか、妊娠出産のためには断薬などの事前準備が必要なことに理解を示してくれ、育児における援助も申し出て下さっています。

関係が好転した理由は夫の粘り強い助力と、私自身が病状を出来る限りコントロールするよう努めていた姿を見ていてくれたからでした。

結婚に至るまで、五年の歳月がかかりました。これが短かったのか、長かったのかは誰かと比べたことがないので分かりませんが、途中で挫けずに交際を続けてこられたのは夫のおかげであったと思います。

精神障害を抱えて結婚した今

今時点での結論を言えば、障害について夫からの理解は一〇〇パーセントではありません。といっても、私自身ですらコントロールしきれていない、把握しきれていないものを全て理解しろというのは無理な話です。それでも鬱に陥った時や軽躁状態などにはよく気が付いてくれて、私に合わせた対応で見守ってくれています。

まだまだ気分変調に振り回されてしまう私、そして時に夫も巻き込んでしまうのですが、この先長い結婚生活を大事にするためにも自分の障害ときちんと向き合っていかねばならないなと感じています。

(執筆 きんぺら)

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きんぺら by
双極性障害者のきんぺらです。元は一般就労でサービスエンジニアの職に就いていましたが、障害罹患により退職……現在は障害者雇用枠にて他職種のフルタイム就業中。愛猫とキツネ顔の夫と同居中です。
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