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うつ病を患った私に、家族が掛けた言葉

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障害者 家族

どうも、ハル門です。

家族がうつ病になった時、一緒に住む家族は戸惑いますよね。しかし私は、うつ病であることで家族の愛を知りました。

それは、両親暖かい言葉は、私を何度も救ってくれたのです。

もしご家族に、うつ病で悩んでいる方がいらっしゃる方、もしこれを読んで少しでもお力になれたら幸いです。

うつ病を患った娘よ、君は何も悪くない

私がうつ病を発症した初期の頃、両親はなんだかよそよそしく、私に気を使っていました。

それに、『うつ病』という言葉を、日常会話の中から避けていたような気もします。テレビでうつ病の特集が放送されると、すぐにテレビを消したり、私が本屋でうつ病関連の本を見ていると、人目を気にして私の手を引いて本屋から出たり違和感のある行動を両親は繰り返していました。この頃私にとって、家が居心地の悪い物になっていました。今思えば、馴染のない『うつ病』というものと、どう向き合ってよいのかわからなかったのでしょう。

そんな日々が一か月続いたとき、母があることに気付いたのです。

私の口癖が、『ごめんね』になっていたことに。そして、母は私に謝りました。

「ごめんね。私たちが特別扱いするせいで、君に罪悪感を持たせてしまった。でも、もう謝る必要は無い。君が病気に近づいたわけじゃない。病気が、君の優しい心に付け込んで入ってきただけ。だから、君は何も悪くない。」

一緒に聞いていた父も、大きく頷いていました。

この時から、少しずつではありますが私の『ごめんね』が減りました。うつ病が回復とまではいきませんが、家では楽に過ごせるという安心感を私は得たのです。

うつ病を患った娘よ、下を向くな、前を向け

うつ病を発症してから、私は過剰に人目を気にしました。特に現在は、歩行障害を抱えているため杖を突かなければ歩けないので、なおさら人目を気にします。ですから、外へ出ることを避けて、家にこもることが多くなりました。

そんな私を、両親はどうしたのか?いろんな理由をつけて、私を車に乗せて出歩かせます。

スーパーに着くと、両親は車の中で待機。買い物メモを私に渡して、一人で買い物をさせようとするのです。

私が仕方なく車から一人で出ようとすると、父が必ず言う言葉があります。


「側から見たら、お前がうつ病であることなんて分からないんだぞ。杖を突いていたって、それがうつ病であるなんで誰にも分からない。それに、うつ病は恥ずかしくない。だから、下を向くな。ただ、前だけ見なさい。」

この言葉が、父からの愛だと受け止めています。

一人で買い物に行かせるのも、厳しいことかもしれませんが、両親の愛だと思い受け止めています。

うつ病を患った娘よ、お金が無くたって幸せは掴める

パワハラにより心因性歩行障害、心因性難聴を患い、私は会社を休職しました。

職場から離れ、家にいる生活はストレスがかからず楽なのですが、ここで一つ問題が…。

傷病手当金の申請が遅くなり、私が一か月無収入になりました。

私の家庭は、裕福な家庭ではありません。私が一か月無収入となれば、家族の生活も苦しくなってしまうのです。

しかし両親は、悲観的にはなりませんでした。チラシを見て安い物を探したり、携帯のクーポンを使ってお得に買い物をすることを楽しんでしました。

この間、オープンしたばかりの百円均一ストアに行った時、両親はテーマパークにでも入ったかのように目を輝かせて買い物をしていました。

両親は言いました。

「お金がないから見える幸せがある。君だって、うつ病になったから掴める幸せがあるはず。どんな環境でも、幸せは必ず掴める。君がうつ病にならなかったら、気付けなかったかもしれない。」

多分、両親がこんなに明るくしてくれなければ、お金の心配で私は落ち込んでいたと思います。しかし明るくまでとはいきませんが、私は普通に生活できています。

うつ病を患った娘 まとめ

私は、両親の言葉を全て実践できてはいません。しかし、私は生きています。それは、両親の言葉があってこそなのです。

うつ病の私の心を救ってくれた魔法の言葉。私は病気を患った側なので、その家族の気持ちの全てを分かることはできません。大変なのかもしれません。苦しいのかもしれません。でも、何かするのではなく、日常の会話の中で救える言葉があると私は伝えたい。

(執筆 ハル門)

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ハル門 by
28歳、独身女。
一年前にうつ病を発症。2ヶ月前に、職場のパワハラにより、心因性歩行障害、心因性難聴を発症。
現在は病気療養に務め、うつ病でありながら明るい毎日を求めて試行錯誤。
前を向いて、歩いています。