精神疾患を持つ人たちですが、「真面目で律儀な人たちが多い」という傾向が見られます。こういう人たちはなんでも丁寧に物事をこなそうとします。しかしあまりにそれを意識すると疲れてしまいますので、適度な「いいかげんさ」も必要なのです。
多少、雑でもいいのです。多少、悪く見られてもいいのです。
適度に手を抜いたりすることも大事なのでまずは肩の力を抜きましょう。
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やりたいことがみつからない!と嘆く人がいますが、それは物事を捉える視野が狭まっている証拠です。
健常者にもいえることなのですが、視野が狭いと、心って鬱々としちゃうんですよね。
選択肢が少ない! ということはできることが少ない! よって自分は何もできない!
という感じに思考はネガティブな方に流れていきます。でも世の中って出来る事は星の数ほどあるのです。ペットを飼育したり、資格の勉強をしたり、ピアノのの練習をしたり、睡眠時間を安定させる努力をしたり…。
こういったことの中で、自分のできそうなことを見つけることが肝要です。そしてできたことがあるなら、ちょっとしたことでも自分を褒めましょう。
まずは、周りをよく見てみることから始めることです。
いきなり哲学じみてきたかもしれませんが、哲学でもなんでもありません。「自分」というキャラクターをよく知ることもすごく大事です。
自分がわからず苦しんでる人は無意識に「自分の得手不得手を認めない」ように考えてしまうのです。
こうあるべきだから、私もこうだ! ……といった感じに周りの基準にむりやり自分を当て嵌めてしまうのはよろしくありませんし何にもならないのです。
自分自身のペース・基準をつくってみましょう。そしてそれを素直に認めましょう。
一見、疎ましがられる「美談や綺麗事」ですが、落ち込んでいる人からすれば一時的に心が楽になることもあります。
時にはそういった綺麗事にすがることも大事なのです。結局は自分のメンタルが大事ですからね。
たとえ、哲学でも抽象的な思想でもいいので、何かしら心が楽になる話・言葉をみつけましょう。
遠慮がちな人って、どうしても他人を自分より重く見てしまいますよね。謙虚な態度自体が悪いわけではないのですが、精神的に弱っているときこそ、多少図々しく振る舞いましょう。
たとえば「自分だけ休んでて申し訳ないなぁ」なんて思う必要はありません。そういう考え方こそ、回復から遠ざかっていくのです。
くれぐれも「申し訳ない」な口癖にならないようにしましょう。使えるものは使えばいいんですよ。
先述したように精神疾患を持つ人たちは思考回路が固まりがちなのです。
○○すべきだ!
○○であるべき!
だけど自分は○○でない。
だから自分がきらい。
などと、世間の価値観と自分を比べて落ち込むタイプが多いのです。
そういったことを比べるだけ無意味であることを知って、自分なりのやり方や考え方を確立するとずいぶん心が楽になります。
まずはちょっぴり意識することから始めましょう!
(執筆 ろなも)