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心因性歩行障害者が、杖をついて歩くという事

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歩行障害

ハル門です。

私は現在、心因性歩行障害により杖を突いて歩く生活をしています。

慣れない生活に、苛々する時もあります。人目を極端に気にして、外へ出るのも億劫でした。

このままでは、私はだんだん暗くなってしまう。そう思って、自分の考え方を少しだけ変えてみることにしました。

そうすると、見えていない景色が見えてきました

障害者に対する「可哀想」は情けじゃない

杖を突いて外へ出ると、よく「可哀想」という言葉を言われます。

私はこの記事を書いている時点で28歳です。若い私が、杖を突くことはすごく目立つし、「可哀想」と見えてしまうのです。

私は、「可哀想」が嫌いでした。なんだか言われている人に、上から物を言われているような気がしていました。自分が情けない人間になったと思って、卑屈になっていたのです。

でも、私が杖を突いている人を見たら?と冷静に考えてみたのです。そしたら、私も同じく「可哀想」だと思うはずなのです。心配もします。

多分、「可哀想」を嫌がっていたのは、私の心が少しだけ後ろ向きだったんだと思いました。

現在は、「可哀想」を言われたら、心配されていると良い意味で受け取る事にしています。

小さな叫び声

杖を突いて歩きはじめ、私は子供が嫌いになりました。杖を突いて歩くのになかなか慣れず、子供を杖で踏んでしまったらという恐怖から、すごく歩きづらくなるのです。

だから、どうしても子連れの方がいると、私はため息をつき、嫌な顔をしていました。

そんな中、スーパーへ行った時の事です。この日はセール中というのと、その日が土曜日だと言うこともあり、店内は大混雑。

カートを引いた人の多さと、子供の多さで、杖を突く場所を失い、立ち尽くしてしまいました。


そして、人の波に押されて私は転んでしまいました。しかも、杖は転んだ拍子に遠くへいってしまいました。杖を突かないとうまく立つことができないため、杖を拾おうとするのですが、人混みでなかなか拾えません。そんな中、「お姉ちゃん、転んでる。」と小さい男の子が叫びました。その男の子の声に、セールに夢中だったお客さんが私に気付き、杖を拾ってくれたり、私に手を貸したりしてくれたのです。

あの小さな叫び声が無ければ、私はずっと立ち上がることができませんでした。

確かに、杖を突いて歩くのは大変です。私は、そんな大変さの怒りを、子供へとぶつけていたんだと反省しました。

意外とある障害者への手助け

杖を突いて歩くと、杖で片手が塞がってしまいます。だから、何かと不便です。

私の場合、両親が一緒の時は手助けしてもらえるのですが、一人でお店に入るときは心細くなります。

そんな中、今まで気づけなかった人の優しさを知りました。

カフェに入った時の事、会計時にお金を出すのに戸惑っていました。それに気づいたカフェの女性店員さんが、そっと私の背中を支えて、もう一つの手で杖を持ってくださいました。セルフサービスのお店ですが、席までコーヒーを運んでくれました。店員さんの行動はとても慣れていたので、きっとそういう社員教育をされているのだと感動しました。

コンビニやスーパーでも荷物を車まで運んでもらったり、手を貸していただいたりと人の優しさを直に感じることができました。

心因性歩行障害 まとめ

杖を突き歩くのは、今でも慣れません。だからといって、塞ぎこむのは間違っているということを私は知りました。

意外と、障がい者に優しい部分が沢山あります。でも、それを知るためには外へ出なければいけません。広い世界を見ようと外に出て、勇気を出さないといけません。

一人で歩いていても、あなたは一人ではありません。どうかその足で、優しさを探してみてください。

(執筆 ハル門)

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ハル門 by
28歳、独身女。
一年前にうつ病を発症。2ヶ月前に、職場のパワハラにより、心因性歩行障害、心因性難聴を発症。
現在は病気療養に務め、うつ病でありながら明るい毎日を求めて試行錯誤。
前を向いて、歩いています。