私は仕事で地方滞在の多い、ステッキユーザーです。旅館に宿泊する機会があり、むくみが減ったので旅館の素晴らしさをお伝えします。
私は左足のアキレス健を手術しており、血流の流れが悪くなるのでうっ血します。そのため、左足がむくむと足先が腫れて痛みが伴い歩けなくなります。
回復するためには、足を高く上げながら伸ばさないといけません。また、足を長時間は伸ばさないと、むくみがひかないです。
基本的に旅館は、畳のため室内のどこでも足が伸ばせます。ならびに、靴を脱いであがるため、室内に入れば寝転ぶことが可能です。
ドアの先に襖のある部屋が多いので、清掃員が入ってきても止めやすいです。いわば、ホテルはドア一枚のため、室内にいる場合は精神的に落ち着きません。
旅館は枕や座布団のストックが用意されているため、足を上げたい時に助かります。ただし、押入れにストックが入っている際は、スタッフに一声かけましょう。
ホテルは、基本的にベッドのみ足を伸ばせます。ちなみに、絶対と言えるほど、椅子は置いてありますが足が伸ばせません。
私にとっては、椅子があっても足が伸ばせなければ疲労がとれません。かつ、椅子に座って足をおろす行為は、更なるうっ血に繋がります。
椅子意外に、ベッドは怖いです。なぜなら、バランスがとりにくいからです。また、シングルベッドの場合は狭く、トランポリンと似たようなものです。
床に物を落としてしまったら、バランスがとれず拾いにくいと感じます。おまけに、ホテルのベッドは高いので、転落の恐れがあります。
仰向けで就寝したい方は、ホテルのベッドカバーは重く足先が窮屈です。かつ、ベッドカバーは大きいため、力がないと動かせません。
旅館を選ぶ際に気をつけるポイントは、エレベーターです。なぜなら、古いホテルはエレベーターが狭かったり、ない可能性があります。
旅館の玄関や室内の入口は、階段や段差が多いです。そのため、スーツケースが重い場合はスタッフに手伝ってほしい旨を伝えましょう。
エレベーターや段差の有無が不安な場合は、予約前にお問い合わせすることをオススメします。
お風呂とトイレが一緒の部屋なら、お風呂の広さと形をチェックしましょう。なぜなら、お風呂の中で石鹸を使うと、滑りやすく転倒の危険性が高いです。
側にある洗面台に、体をぶつける可能性があります。また、私が滑った経験では、四角の浴槽は角があり、深い浴槽は頭を打ちかけて怖かったです。
大浴場がある旅館は、入浴時間と広さをチェックしましょう。というのは、入浴時間が短いと混雑がおきます。つまり、人とぶつかって転倒の危険性が高まります。
障がいを見られたくないなら、混雑しない方が良いでしょう。また、どんな人が宿泊しているかで、大浴場の快適さが変わります。例えば、子供が障がいを見て、驚かれることがあります。
旅館を選ぶ際は、修学旅行生の宿泊先か、ファミリー向けかまで調べておくと良いでしょう。また、バリアフリーじゃない大浴場は壁を伝って歩くため、狭い浴場が歩きやすいです。
大浴場は滑る危険性が高く、入浴が厳しいユーザーもおられるでしょう。しかし、最近の安い旅館はビジネスマンが多いため、運が良ければ貸切風呂が楽しめます。
(執筆 城岸美稀)