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アスペルガーが3か月間ホストをやって分かったこと

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アスペルガー ホスト

アスペルガーの障害を持っていると、アルバイトを探すのにも一苦労です。どこの職場でも長く続かずに仕事を転々としている人も多いのではないでしょうか。私も大学生の時、アルバイト探しには苦労していました。

そんな中で、近所のホストクラブの求人を見つけて「俺お酒強いし、たまにかわいい顔してるって言われるし、もしかしてホストが天職かも」という舐めた気持ちで応募しました。何より女の子と話すだけでお金がもらえる楽な仕事だと思ったのです。

もちろんホストの仕事は甘いものではなく結局3か月で辞めることになったのですが、アスペルガーの特性を持つ私にとってホストとはどんな仕事だったのかを今日はお話しします。

ホストは会話が苦手でも稼ぐチャンスはある

実際にたいして稼ぐことのできなかった私が言うのも変かもしれませんが、ホストにとってコミュニケーション能力が必ずしも必要というわけではないのです。酒が強ければたくさん飲める男としてお客さんに気に入られることもありますし、歌が上手ければその歌声に女の人が惚れてくれることは全然あります。会話以外にお客さんを引き付ける魅力があれば大丈夫なのです。また、私の働いていた職場には口数が少ないながらも容姿が抜群に良くて稼いでいる人もいました。

そういった意味では、口下手な人が多いアスペルガーの人にも何か一つアピールできるところがあればチャンスがあるといえるのではないでしょうか。

問題は他のキャストとの兼ね合い

口下手な人でもお客さんに気に入られることはありますが、やはりどこの職場でもついて回るのが同僚とのコミュニケーションです。ホストの場合はこれが特に大事でした。

まず基本的にホストというのは待ち時間の多い仕事です。お客さんが来なければ基本的に仕事はなく、その間は同僚のホスト雑談をしたりして過ごすことなります。私はこの時間がとても苦手で、ホストの人に多いやんちゃなノリについていくことができず、早くお客さンが来ないかと常に思っていたものです。


また、ホストの稼ぎ方としてはお客さんから指名をもらう以外に、他のホストの人のヘルプとしてお酒を注いだり会話を盛り上げたりする補助の仕事があります。

自分のお客さんならば口下手であることを知っているうえで指名してくれているのですが、他のホストのお客さんはそうではありません。常にそのテーブルのお客さんや場のノリに合わせて行動していかなければなりません。場の空気を読んで臨機応変に行動するのが苦手なアスペルガーの人にとっては、このヘルプの仕事が鬼門になります。

実際私もヘルプのテーブルに入ったときは、「お前全然しゃべってないじゃん。」とか「空気読めよ。」などと先輩に良く怒られたものです。

そしてそもそも同僚のホストの人と良い関係を築けていないと、ヘルプにすらつかせてくれなくなるのです。ヘルプからお客さんに気に入られて指名をもらうという稼ぎ方ができなくなるのは非常に痛いです。

コミュニケーションや場の空気を読むのが苦手なアスペルガーの人にとっては、同僚ホストの良好な関係の構築が最大の困難となるでしょう。

アスペルガーがホストをやった 結論

男であれば一度は夢見るホストの仕事ではありますが、普通の人でも大変なうえ、アスペルガーの人が大金を稼ぐにはかなり工夫する必要があります。

またもしアスペルガーの人がホストの仕事を始める場合は、なるべく多くのキャストが在籍している大型店をお勧めします。人数が多いため一人ひとりの同僚と密にコミュニケーションをとることが少ないからです。1人の人に嫌われてもあまり仕事に支障が出ないところも良いでしょう。

もしあなたがお客さんを引き付ける魅力をもっており、以上のようなことに気を付ければ、アスペルガーであっても人気ホストになれる可能性は0ではないでしょう。ですが、私はアスペルガーであろうとなかろうと、ホストになることはお勧めしません。

ぜひ参考にしてみてください。

(執筆 さいけ)

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さいけ by
地方の公立大学に入学するも、持ち前のアスペルガーの性質からか大学の雰囲気に馴染めずに半年大学に通っては不登校になる日々を繰り返す。結局は大学4年の終わりに単位が足らずに退学をするはめになる。 現在は派遣の仕事をして生計を立てる毎日。