つい最近、私は聴覚過敏ということが判明しました。しかしながら、聴覚過敏という言葉を知らなかったので、幼少期から何かがつらいという現象に悩んでいました。
この記事は私が聴覚過敏と分かるまでの道のりや、聴覚過敏の知識について書いています。また、私の場合、日常生活は工夫をして過ごせるため軽度かもしれません。
最近ではネットで検索をかけると、聴覚過敏は耳鼻科や心療内科がオススメと出てきます。また、脳神経科や子供なら小児科と出てきます。
私が子供の頃は携帯電話も普及しておらず、耳の事なら耳鼻科で受診というイメージでした。そのため、十代の頃は耳鼻科や心療内科を巡って、耳が過敏ということを訴えました。しかしながら、耳鼻科は聴力検査のみで、異常なしで終わりました。また、心療内科では幻聴と疑われて、耳が過敏になることはありえないと診断されました。
長年、病名が分からないまま、過敏や耳なりや耳の閉塞感と闘ってきました。
最近になって、聴覚過敏に苦しんでいる当事者のブログを読んで、自身は聴覚過敏と確信しました。そのため、自分自身で聴覚過敏という病名を知り、いろんな機関に相談をして聴覚過敏と判明しました。
聴覚過敏の研究を行っているサイトで、私の苦手な物音と一致しました。そこで、私の苦手な物音を書きましたが、参考になれば嬉しいです。
水と金属音が混ざるお米をとぐ音は、非常につらいです。および、家事やトイレは苦手な物音が合わさるため、耳が痛くなります。また、私の場合は自分自身で発生させる物音は大丈夫ですが、見えないところで発生する物音に過敏です。それゆえ、物音を発生させる前に、一声かけていただけると安心します。
聴覚過敏を抱える私でも大丈夫な物音
聴覚過敏に気づくことが遅れた理由は、大丈夫な物音も多かったからです。そこで、私の大丈夫な物音をまとめてみました。
車の走行音については、うるさくてもつらくて、聞こえなくてもつらいです。いわば、家事の物音が苦手なため、家事の物音を消す程度の走行音は、あった方が暮らしやすいです。また、外出時は心身ともに疲れやすいです。
不思議なことにライブの演奏は、心地よいです。ただ、ある楽器のある音だけ、少しつらいと感じますが、何の音かは特定できません。
私の日常生活は、耳栓がなければ寝むれません。しかしながら、誰かに教えられて、耳栓を装着しだした訳でもありません。ただ、就寝時の耳栓は、自覚なしで最初に行った聴覚過敏の対処です。
テレビのボリュームは、小さくしなければ耳が痛いです。また、テレビを観る場所で、ボリュームが気になる程度は変わります。いわば、場所によっては、テレビを無音で楽しみます。
外出時に聴覚過敏で困ることは、多々あります。例えば、映画館やアトラクションの音は大きくて耐えられないため、耳栓を装着します。なお、耳栓を装着しても音は楽しめますが、耳栓を装着する行為は人の目が気になります。
最近では物販の機会が増え、出店者と会話が成り立たないことが増えました。ゆえに、日本語がおかしくて、聞き返されているだけと思い込んでいました。しかし、私の声が小さくて、相手に話が伝わっていなかったのです。
自分の中では、大きな声で話していると思っていました。ゆえに、自分の話し声も大きく聞こえ、周囲の音量が分からないです。
一つ言えることは、私がいると事故が起こりにくいです。なぜなら、健常者より広範囲の物音が聞こえるため、火の消し忘れや不審者は、すぐに感知できます。
聴覚過敏は、ストレスや月経も関係があります。つまり、ストレスがかかっている時だけ、耳が過敏になることは誰にでも起こりえます。
私が思うには、ストレスがかかっている時、聴覚過敏はよりひどくなっています。しかし、常に耳栓や音楽を聴いて対処すると、耳が痒くなります。ゆえに、耳鼻科は切り離せません。
イヤーマフの対処は、首に負担がかかりました。また、聴覚過敏が耐えられないなら、嫌な音がしない環境を作りましょう。ちなみに、私は引越したり地方に行くと、聴覚過敏が落ち着いたことがあり、環境は大切と言えます。
最近では、大人の発達障がいが話題になっています。しかしながら、発達障がいは子供の頃に診断されることが多く、大人が受診をしたら、精神障がいと間違われやすいです。そこで、診断名が合わないと思ったり、小さい頃から耳が過敏な場合は、セカンドオピニオンをオススメします。また、発達障がい専門の、医療機関は少ないです。しかも、大人は診察してくれない機関が多く、予約が取れても一カ月待ちも多いです。
発達障がいは、ペーパーテストですぐに診断されることもありますが 大人の発達障がいは脳を調べたり、両親の協力がないと判断しにくいことがあります。なお、発達障がいを診察する場合、幼少期の話をしなければいけないこともあり、人によってはストレスがかかります。
幼少期の日常生活に支障がなくても、大人になって発達障がいと分かった事例があります。そのため、騒がしい人だけが、発達障がいとは言えません。
自分の子供の耳が良いと感じたら、発達障がいも聴覚過敏も心配していただきたいです。というのは、音に悩んでいても、子供は他の子供と同じと思い我慢をします。それゆえ、誰かが病院に連れていかなければ、発達障がいや聴覚過敏は気づかないです。そのため、子供から音の苦しさを伝えられたら、相当なストレスを抱えている状態と思っていただきたいです。
長期間、過度に物音が聞こえていたら、すぐに病院で診察をしましょう。また、聴覚過敏は我慢をしているとうつ病や、別の障がいに悪化する恐れがあります。なお、違う診断名と自覚をしつつ、与えられた処方薬の服薬は止めていただきたいです。
私の聴覚過敏はセカンドオピニオンどころか、ファイブオピニオンでも難しかったです。
(執筆 城岸美稀)