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アスペルガーの私にはいつも想像力が足りなかった

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アスペルガー アルバイト

アスペルガー症候群を持つ人には「3つ組の障害」があるといわれています。それらは、

  1. 社会性の障害
  2. コミュニケーションの障害
  3. 想像力の障害

の3つです。

1と2については、アスペルガー=口下手で社交性に乏しいというイメージが広がっているので、多くの人が理解できるものだと思います。しかし3の想像力の障害について詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

想像力の障害とは、未来に起こる出来事を的確に予測して適切な行動をとる力が欠けているということです。アスペルガーである私はこの力が欠けていたために、今までの人生で大変な思いをしたことが多々あります。具体的にどんな場面で想像力を働かせられなかったのかをお話していきます。

アスペルガーの私のアルバイトの経験

私は大学1年生の時にアルバイトを探していました。なるべく長く続けられるように自分が興味の持てる分野のアルバイトをやりたいと思っていたのですが、なかなか見つけることができませんでした。

そんな中、自宅周辺の最寄駅から電車で20分ほどしたところにある駅の近くのレジャー施設に友達と遊びに行く機会がありました。ゲームセンターがあってスポーツもできるその施設で楽しく遊んだ私は、「ここで働いてみたい!」と思うようになり、後日求人に応募して採用してもらいました。

これだけだと一見ただ普通にアルバイトを決めただけのように思えますが、私のこの決断はあまりにも想像力に欠けたものだったのです。

まず、私の家から最寄り駅までは自転車で15分ほどかかります。そしてそこから電車で20分かけて降りた駅からアルバイト先までは徒歩10分かかります。車を持っていなかった私は当時3つの交通手段で片道45分かけてアルバイト先へ通っていたのです。


また、時間帯は深夜帯を選択し、夜の11時から翌朝の7時まで、多いときには週6回ほど働いていました。

フリーターの方ならまだしも、その時の私は大学生です。

当然朝自宅に帰ってから講義を受ける元気はなく、大学に行かずに家に帰ったら倒れるように寝てしまったこともありました。

私はバイトを辞めるまでの半年間、その無茶なシフトのバイト中心の生活を送り、大学の単位もたくさん落としてしまいました。

一番の問題は、私はバイトを始める前にこういう結果になるということを一切予測できていなかったということです。

普通の人なら、家から近いバイト先を選び、大学の講義に影響しない程度の時間帯に週3~4日シフトを入れるのでしょう。

なぜなら彼らは「無茶なバイトのスケジュールを入れたら大学の講義が疎かになる」という未来を適切に予知できるからです。

これが私の大学生活の中で起きた、想像力の欠如ゆえの悲劇です。

アスペルガーの想像力 結論

健常者の人が当たり前に持っている未来を適切に予知する力というのは、リスク管理をして自分の人生を守るために非常に重要なものなのです。この力が欠けている人の人生はどんどん破滅型のものになってしまいます。

しかし、想像力の足りないアスペルガーの人にでもできるリスク管理の方法があります。それは何か大事な決断をするときは周りの人の意見をとにかく聞くということです。自分の想像力があてにならないのなら、他人の想像力に助けてもらうというのが アスペルガーの人が幸せに生きる秘訣なのではないでしょうか。

(執筆者 さいけ)

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さいけ by

地方の公立大学に入学するも、持ち前のアスペルガーの性質からか大学の雰囲気に馴染めずに半年大学に通っては不登校になる日々を繰り返す。結局は大学4年の終わりに単位が足らずに退学をするはめになる。 現在は派遣の仕事をして生計を立てる毎日。