今回は補装具(ほそうぐ)をテーマに書こうと思い、調べていたら色々と気づいた事があったのでその事について書きます。
「補装具・装具にとは」
補装具(ほそうぐ)とは、身体障害者が装着することにより、失われた身体の一部、あるいは機能を補完するものの総称。具体的には、義肢(義手・義足)・装具・車椅子が有名。肢装具・杖・義眼・補聴器もこれにあたる。
装具(そうぐ、Orthotics)とは、事故や病気や戦争などで四肢・体幹に機能障害を負った場合において、四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具。
私はこれを見て驚きました。
装具が補装具になるのだけは知っていましたが、車いす等も、補装具の一部である事を知ったからです。
今まで私は「装具」しか補装具ではない、と思っていました。
引用文には表記がありませんが、白杖(はくじょう)それに「機能を補完」と言う点では、コンタクトレンズやメガネ。「身体の負担の軽減」と言う意味を補装具が持つのなら、サングラスも補装具の1つなのかもしれません。
私は今メインで使っているのは装具は杖と装具で、車いす(主に電動)は遠出のみに使っています。
私は先天性の障がいの為、補装具は小さい時から使っています。
特に小さい頃の私には補装具が苦痛であると同時に、当たり前でもあります。
装具を最初付けた時は、自宅以外の室内(障がい児の保育所)ではいっぱい歩けましたが、外で家族と買い物等をしたり、保育所のバスポイントまで行く時は老若男女問わず、色々な人にジロジロ見られてしまう事が嫌で仕方なかったです。
「なんでスケート靴を履いてるの?」と、子供に指を指される事もありましたが、今も装具で外に出るとジロジロ見られますが、慣れました。
バギーも苦痛でした、私は小学校6年生くらいまでバギーを使っていて、当時はベビーカーとバギーは見た目が似ている事もあり、はっきりとした区別はあまりなかったので、辛い思いをしました。
補装具は大体の物がオーダーメイドの為、成長の度に特に装具を新調しなくてはいけない事がとても多く、成長に合わせて新調、破損、つま先歩きが多いので、新調する事が多かったです。小学校高学年の時には、装具の重さは左右合わせて2キロもあります。また装具は革靴と同じ様な感覚で、最初は装具が固いため、身体に馴染ませる必要もありました。
先程も書きましたが、補装具はオーダーメイドですから、自由がある程度ありました。それが、
色は装具の場合、多彩なので自分の好きな色に選ぶ事が出来て技師さん達と「今回はどんな色にしようか」と考えながら装具を作ってもっています。
1番最初の色は赤で次は緑、その次は水色、と選ぶのが楽しいんです。
装具は支柱が鉄で出来ているので、可愛いとは思っていなかったのですが、ある時から母が装具に市販のワッペンを装具の新調の際に持っていくと、ワッペンがちょこん、とついていました。そのワッペンを選ぶ事も楽しみの1つです。
今回補装具について独自にアンケートしたところ、補装具を知ってる人は33%、知らない人は66%でした。補装具は日々進化しており、見た目がよりコンパクト化、装具はカーボン素材を使用する事で普通の靴と見た目が変わらない様に作られています。
まだまだ知名度が低い補装具を、この記事がきっかけに、補装具と言う言葉が広まります様に。
(執筆 ルナ)