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学校におけるいじめと発達障害の関係性

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発達障害 いじめ

自分自身はあまり人と関わることが得意ではなかったので,自分からは距離を取るようにしていましたが,世の中にはいろんな人がおります。思い起こせば…まぁ,こちらからは近づかないようにしていてもいろんな人が絡んでくるわけです,面倒なことに…。放っておいてくれればいいんですけどねぇ。

今回は学校での人づきあいからいじめのことを少々違う切り口で考えていこうと思います。

発達障害に対する学校の先生の理解

いじめが原因と思われるような自殺の報道が後を絶ちませんが,学校の対応の問題などが取りざたされるばかりでなかなか解決には至りません。いじめの問題は様々な要因が絡み合っているので簡単に解決するとは思えませんが,それにしても自殺の問題には進展がなさすぎますね。発達障害の観点からいじめの問題を考えると,どうしても教職員の理解不足が目につきます。生徒間のいじめの問題もその一端には発達障害に関する教職員の理解不足があるように思えます。

最近報道にあった教職員が生徒に言った「飛び降りなさい」や「脳ミソ使え」という発言も,子どもが普段から忘れ物が多かったとか,何度教えてもわからなかったことに先生がいらいらしたことが原因と報道されていました。先生は子どものスペシャリストだと思っている方が多いかもしれませんが,教職課程で子どもの発達のことをしっかり履修しているか疑問です。先生が毎日のように忘れ物が多いことを叱っていたり何度教えても理解できない子どもに対して「脳みそ使え!」などと言っていたら,周りの子どももこの子を見下すようになってしまうことが考えられます。教職員の対応によっていじめが助長されることは調査によって明らかになっています。

しかし,常に乳幼児の保育にあたっている保育士にとって,このような子どもの姿は日常茶飯事ですし,もし発達年齢に満たない姿が見られれば「指導する」のではなくアセスメントによって対象児の発達状況を確認することは当たり前のことです。忘れ物が多いことは指導すべきことではなく,その要因がどこにあるのかを見つけ解決に向かうことが大切ですし,保育士は常にそのように考えて保護者に伝えています。

教職員にも「発達障害」という概念が普段から意識されていれば,ADHDやLDを疑うことができ,適切な対応を考えることができるかもしれませんし,いじめにつながることも少なくできるかもしれません。


保護者との連携

ちょっと教職員批判になってしまいますが,少々目をつぶっていただいて…。保育士や幼稚園教諭が小学校に対して子どもの引継ぎのために書く書類や連絡会があります。これには子どもの姿が書き記されていますし連絡会では細かく子どもの発達状況や普段の姿などを伝え,学校への適応の後押しをするようなお話をします。しかし,なかなか小学校の先生には伝わらないと感じる機会が多くありました。子どもの状態を見てどのような対応をしてくれたらよいかお伝えし,小学校でも配慮をいただいて集団や新しい環境に順応できるようにと思ってのことなのですが…。もっとも,引継ぎがうまくいかないことだけが原因ではなく,様々な要因があるのでこの問題ばかりにスポットを当てるのは不適切化もしれませんが…。

ただ,僕も含め発達障害を抱えている者は,多かれ少なかれ先生に理解されずに学校生活を送った過去があるので…。

発達障害の理解

全員とは言いませんが,学校の先生の大多数は「良い子」が好きですね。発達障害の我々は良い子とは対極にいるので,なかなか先生に好かれる経験はできません。前に書いたと思いますが,発達障害の子は「認めてほしい」衝動と「自分なんかが認めてもらえるはずない」という劣等意識が共存しています。認めてもらえるとすごく懐きます(笑)。学校の先生方にこういう「認めてほしい」という気持ちも含めた発達障害の理解が深まると,学校の問題の一端の解決になるのではないかな,と思うわけです。認めてもらえると張り切りますよ,我々はwww。

いじめと発達障害 まとめ

保育士・幼稚園教諭として教職員と関わってきた経験から,こんなことを書いてしまいましたが,素晴らしい先生もたくさんいらっしゃいますし,報道で取り上げられたような不適切な対応をしてしまった先生方も,適切な知識や経験をかさねる機会があれば…なんて思うんです。

すべてのいじめの解決とは言えませんが,先生方がもう少し子どものことを理解できるようになることでよい方向に向かうこともあるんじゃないかって思うんです。

(執筆 平泉(たいらいずみ))

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平 泉(たいら いずみ) by

公務員保育士として25年働いたのち、大学院に進み教育学修士を取得(発達心理学分野)。自らがADHDとアスペルガー障害の併存型であり、研究対象も幼児の発達障害という…根っからの発達障害者です。